読んで欲しい人

読んで得られること


Scrum研修をしていると、どうしてもScrumの魅力や効果、成功事例紹介が中心になってしまいますが、多くの組織にとって最初にぶつかる課題はチェンジマネジメントだったりします。そんな中…「変化に対応する大切さ」を伝える名著を思い出したので、ご紹介しておきます。

本書は、二人の小人(変化に対応した人、できなかった人)、二匹のネズミ(それぞれの本能ですぐに行動する)がチーズ(人生から得る価値の象徴)を探す寓話と、それについてディスカッションする人々の会話という構成になっています。

ディスカッションの中で、大半の人は「自分は変化できる」「自分の周りは変化できない人が多数派」という矛盾した考えを持っていることが表現されていて興味深いです。自分も「本当に変化に対応できているのか?」は自問し続けないといけないと内省しました。

結局の所、人は自分で変わろうとしないと変われないです。本書はとても読みやすく短いので、読書会やLightning Talkなどのイベントを通じて社内で広げると…間接的にチェンジマネジメントに良い効果を生み出せると思います。

気楽に読める名著なので、ぜひご活用ください。

本書はオーディオブックで聞くのもオススメです。