申請書のExcel回収とGoogleフォームの違い

宝の持ち腐れになっていませんか?

Google Workspaceを導入したのに…「申請はこのExcelに書いて…上長印をもらって、このアドレスにメールで送ってください」といった…宝の持ち腐れな光景をよく見かけます。「Googleフォームを活用したら?」と話すと「あれはアンケート用では?」「上長印が必要なので…」との回答…。

Googleフォームは…確かにアンケートツールとしてとても便利ですし、第三者の承認機能もありません。承認機能をどう考えるか?については別の記事で任せます。単純な「本人による申請」で良いものに限って…Googleフォームの活用について紹介します。

業務に紐づく申請は、専用システムから考える

まず最初に…「有給休暇の申請」「経費申請」「PC手配の申請」などは…そもそも人事労務や経費管理、ITMSシステムなどに任せるべきです。これらを無理やりExcelやGoogleフォームや…汎用ワークフローツールで解決しようとすること自体がナンセンスです。

しっかりしたエビデンスを残したい(決裁書など)場合は、むしろ電子署名システム(Google Workspaceとの親和性で言うと、Docusignがオススメです)を使うべきです。

しっかり必要なSaaSを選定して導入すると…残るのは雑多な「その他申請」が多くなります。この「その他申請」を効率的にこなすのにGoogleフォームは向いています。

Excelをメールで回収するムダ

Excelをばら撒いて申請書を集めるって大変ですよね。

さすがに添付メールはせずにファイルサーバーの活用はしているかもしれません。でも「申請しよう!」と思ってダウンロードしたら…他人が間違ってファイルサーバー上のファイルを編集していて困ることもあります。

システム上に、不要なファイルが大量生産されることは百歩譲ったとしても…集まった申請書を整理して保存して…他のExcelにまとめなおす作業にもかなりの時間がかかります。

Googleフォームなら簡単に解決します。

Googleフォームなら、画面操作で簡単に入力フォームが作れます。

入力欄の名前やタイプ、説明文、必須・任意の指定、バリデーション(入力内容のチェック)なども設定できます。

設定から「メールアドレスを収集する」のオプションをONにしておくと、自動的に申請者のメールアドレスを収集できます。

社内の申請であれば「メールアドレスの入力を省略」できますし…本人による申請かどうかの確認にもなります。

フォームの周知メールも、フォーム編集画面から送れます。

フォーム自身をメールの中身に含めて送ると…Gmailで受信した相手は…Gmailの画面から回答ができます。

フォームのURLをコピーして、別途案内メールを作って送ることもできます。

回答はスプレッドシートに自動的に書き込まれる設定をすることができます。回答を取りまとめる手間がありません。

その後の対応や進捗状況などは、使っていない列に記載すれば…スムースに後続業務に繋げることができます。スプシの機能を組み合わせて…更に活用する方向は、別の記事で紹介したいと思います。

弊社のホームページのお問合わせも、Googleフォームで作りましたが…とても簡単でした。是非ご活用ください。