マネジメントのためのScrum入門①

Agileをやってみろ…という意味

2022/02/21

はじめに

スクラムマスター研修を実施してていると「その話…上司に聞かせたい」という部下たちの叫びに近い声をよく聞きます。そんなこともあり…以前こんな記事を書きました。しかし弊社サイトに記事をアップしても当然話題になりません。ですので正しい知識を持った認定資格マネジメントを増やす活動を続けつつ、もう少し体系的な記事を書いてみよう思い立ちました。

マネジメント層にとって、AgileやScrumについて理解しやす記事を書き続けられればと思っています。

日本の「マネジメント」な人々にとってのAgile

Agile、Scrum界隈では…会社をリードしていく人たちのことを「マネージャ」ではなく「リーダーシップ」と呼びます。しかし本稿のタイトルでは「マネジメントのための」という表現を使っています。日本の「リーダーシップ(であるべき)層」は、自分たち「マネジメント」と呼ぶ傾向が強いため、検索キーワードを考慮して…このように決めました。

言葉尻の話ではなく、この用語理解は…日本のプロジェクトマネジメントにおいて重要なテーマだと感じています。

自らを「マネジメントな立場」と思っている人は、マネジメントという言葉の意味を、もっと考えるべきだと思います。

日本ではマネジメントは「管理」と翻訳されることが多いです。そのため「マネジメント」は、本来の「どうにかこうにか…なんとかする」という泥臭いイメージではなく、「コントロール=制御する」に近い意味で理解されがちです。

「変化に対応できるアジャイルを取り入れなければ、これからは難しい…」と考えた上司が…部下に「アジャイル手法をを取り入れてみろ」と指示し部下を研修に参加させるた結果…「上司がよく理解していなかったことがわかった」と結論付けることをよく見ています。

多くの部下は、前向きに「この話を持ち帰って上司としたい!」と言ってくれます。一方で「この学びをもっと理解のある上司のいる会社で活用したい」と思う人が出てくる可能性も…否定できません。

ですので、成長した部下に逃げられないためにも…上司自身が自身のマインドセットを見直して欲しいと思うのです。

「BOSS」と「Leader」の違い

「Boss」と「Leader」という言葉に対して…みなさんはどんな印象を、持っているでしょうか?

「ボスとリーダー」というワードでググると様々な記事が見つかります。

そんな中でも、Scrum資格研修の共同トレーナーでご一緒したことのある木下さんのこの記事はとてもお気に入りです。

「Boss」と「Leader」の違いを理解した上で…あなたの「Management」とはどう表現できるでしょうか?

Agile、Scrumでは「いままでのマネジメントはリーダーシップに変わる」と定義します。もしあなたが、ボス型の管理者だったのであれば…部下に「アジャイルに挑戦してみなさい」と指示したということは…「自分もボスからリーダーに変わる」という意味であることを十分理解しなければなりません。

任せられる部下は本当にいない?

Leaderは…

  • 「私は」ではなく「私たちは」と語る。

  • 「行け」ではなく「行こう」と語る。

  • どうすればよいか「知っている」のではなく「示す」。

  • 部下をUseではなくDevelopする。

  • 命令するのではなく、尋ねる。

  • 信用を求めるではなく与える。

つまり、部下を信頼し任せている姿が見て取れます。しかし…こういう話をすると「良い部下がいる人は良いですが…私には任せられる部下はいません」という話をよく聞きます。「部下を任せられるように育てるにはどうしたら良いでしょうか?」という質問も多いです。

でも本当に自分の部下は任せるい値しないのでしょうか?

単に任せたことがないのは…「自分の責任となる結果が心配」なだけで、挑戦しなかっただけではないですか?

もし…あなたが本当に任せされる部下やチームを作りたいのであれば…彼らを信じることから始める必要があります。

※なぜ、任せた方が良いのか…の話は次回に…