BIMI用SVGの作り方
BIMI(Brand Indicators for Message Identification)…つまりメールのFromドメインに対する企業ロゴを認証する仕組みには…ロゴなので画像が必要になります。この画像はSVGという形式である必要があります。
単なるSVGなら…いろんなツール(Google Workspaceなら図形描画が使えます)から出力できますが、実際にはGoogleのヘルプにもある通り「SVG Tiny Portable/Secure」なる形式である必要があります。BIMI独自要件をクリアするには
SVG Tiny 1.2形式で保存する
組織名を反映した<title>要素を指定する。
ユーザー補助用の <description>(説明)要素を指定する。
アニメーションやインタラクティブな仕掛けは含めない
画像は正方形とし、中央に配置し、背景は無地にする
96x96 ピクセル以上で32 KB 以下
などを考慮して作成する必要があります。
これらのファイルを作るには…Adobe Illustratorなどで適切なファイルをSVGのTiny 1.2形式で保存した上で、テキストエディタでこじ開け(SVGファイルの中身はテキストなので…)必要な変更をするのがオーソドックスなやり方です。VMC証明書販売を行っているDigiCertのサイトに詳しい解説があります。またPowerDmarcは変換ツールを公開しています。
私は会社ロゴデータをGoogle Workspaceの図形描画に読み込んで正方形用に加工した上で、SVG形式でダウンロードし…テキストエディタで内容を編集して公開しました。
公開サーバーはTLSがかかっていればどこでも良いのですが、私はMTA-STS用のサーバーにデプロイしました。なのでそちらの記事にファイル名の記載があります。